村田ピアノ教室のブログ ~北海道旭川市より~

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カテゴリ:作曲家( 26 )


2018年 04月 23日

共鳴

ショパンとシューマンは、共に1810年生まれ。
ピアノの大家であるところも共通するけれど、作風はまったく異なる。
同時に、テクニカルな違いも大きい。
シューマンはドイツの伝統的な奏法で、ショパンはのちのロシアピアニズムに通じる近代的ピアノ奏法だったと思うのだが、それはダンパーペダルの効果にも表れているように思う。

シューマンの作品は、ペダルをタイミングよく上手に踏まないと、音が濁りやすい。
逆にショパンは、多少大雑把でもきれいに共鳴することがよくある。
ショパンはぺダルによる倍音の効果を計算に入れて作曲していたと思うのだが、果たしてシューマンはどうだっただろう???
先週のリサイタルでシューマンの「子どもの情景」を弾いたのだが、ぺダリングはほんと、難しかった・・・

これは彼らが使用していた楽器そのものの影響かもしれないし、奏法が原因だったかもしれない。
シューマンは手の故障でピアニストへの道を断念した人だということを考慮に入れると、奏法の影響はおそらくあったと思う。
指を高く上げる、鍵盤を底までしっかり、だと、倍音は乏しくなるし、なお且つ故障しやすい。
日常的に倍音が少ない音を出していると、作曲の段階でダンパーペダルによる効果をどこまで計算に入れられるのだろう???

ちなみにドビュッシーも、ペダルによる倍音の効果がとーっても大事。
スクリャービンやラフマニノフもそうでしょう。
ショパンも含め、彼らの作品を倍音の少ない音で弾かれても、正直物足りなく感じてしまう。


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水辺に咲く、ヤチブキ(エゾノリュウキンカ)


とは言っても、シューマンもやはり倍音豊かな音で奏でた方が魅力的。



シューマン作曲 フモレスケ
ピアノは、グリゴリー・ソコロフ

やはり音色。
何より大事。










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by asahimamegoo | 2018-04-23 22:29 | 作曲家
2018年 03月 25日

ドビュッシーの命日に




ドビュッシー作曲 星の夜
ソプラノ ナタリー・デセイ
ピアノ フィリップ・カッサール


本日は晴天なり。
星の夜になるかな?










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by asahimamegoo | 2018-03-25 15:04 | 作曲家 | Comments(0)
2018年 02月 10日

ギロック

ウィリアム・ギロックは、20世紀のアメリカの音楽教育家で作曲家。
初心者でも気楽に弾けるピアノの作品を数多く残した。
旋律は美しく、親しみやすく、子どもにもなかなか人気なので、レッスンや発表会の曲として外せない。
またギロックの作品は、ショパンやリストに端を発する近代的ピアノ奏法の流れを汲んでいると思う。

アメリカのピアニズムは、ロシアの影響を強く受けているそうな。
ラフマニノフ、プロコフィエフ、ホロヴィッツ、などなど、ロシアからアメリカへ移住したピアニストが数多くいるわけで。
ギロックもそういう人たちの影響を少なからず受けたのかもしれない。

たかが奏法、されど奏法。
構えも違えば、使う筋肉も違う。
そして何より、響きが違う。


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by asahimamegoo | 2018-02-10 19:18 | 作曲家
2018年 01月 14日

ひねくれ者?

ここ最近、シューマンのピアノ曲を練習している。
大好きな作曲家の一人なのだが、微妙に弾きにくく、その弾きにくさ、難しさが聴き手に伝わりにくい。
同じ時代に活躍したショパンやリストの作品は難しいとはっきりわかる。
シューマンてどこか、ひねくれているよね・・・(^_^;)

ピアニストを志していたシューマンだが、無理な練習による指を故障(ジストニア?)でピアニストを断念し、作曲家になったのは有名な話。
そのひねくれている感じは、そういう経験の影響も少なからずあるのかもしれない。

ピアニスト断念したのは気の毒ではあったが、作曲家に転身したことで多くの素晴らしい作品を後世に残してくれた。
人生何が幸いするかわからない、と言いたいところだが、当のシューマン自身はどう思っていたのだろう?




シューマン作曲 「詩人の恋」

バリトン ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
ピアノ ウラディーミル・ホロヴィッツ

ホロヴィッツが声楽の伴奏しているのって、かなり珍しいと思ふ。


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クマゲラは今冬に限っては、あまり珍しくない。。。

ちなみに「詩人の恋」だが、歌曲にも関わらず、曲の終わりは2分近くピアノのソロで締めくくる。(この動画だと、27分30秒あたりから最後まで)
この辺もシューマンらしいな~って思う。


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by asahimamegoo | 2018-01-14 19:52 | 作曲家
2018年 01月 04日

メモリアル・イヤー

今年はドビュッシーの没後100年。
ピアノの作品も数多く残しており、奏法的にはショパンの影響を受けている。
映像、前奏曲集、版画、喜びの島、等々、名曲がたくさん。





ドビュッシー作曲 前奏曲集より
1.デルフィの舞姫
4.夕べの大気に漂う音と香り
6.雪の上の足跡
ピアノ ゲンリヒ・ネイガウス

スタニスラフ・ブーニンの祖父にあたる方。


他にもメモリアルイヤーの作曲家がいるようで。

自分の知っているのを並べてみると、、、

クーブラン 生誕350年
 ご本人の作品より、ラヴェルのピアノ曲「クープランの墓」の方が知られている???

グノー 生誕200年
 バッハの平均律に旋律をつけて、アヴェ・マリアを作曲した。

スコット・ジョプリン 生誕150年
 エンターテイナー

バーンスタイン 生誕100年
 ウエストサイドストーリーは言うまでもなく、指揮者としても世界的な人だった。

ロッシーニ 没後150年
 ウィリアム・テルとか、セビリアの理髪師とか。


まぁこういうのは、10進法だから記念の年になるわけで、というひねくれた見方をしてしまうワタクシ。。。

そういえば、こんなのもある。

バッハ、ヘンデル、スカルラッティの生誕333年。
ゾロ目の年っすね。。。


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話は突然変わり、今年の初鳥撮りは、カワアイサのオスでした。。。



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by asahimamegoo | 2018-01-04 15:36 | 作曲家
2016年 03月 02日

ショパンさまさま

そういえば昨日は、ピアノの詩人、ショパンの206回目の誕生日だった。(異説ありだそうだが、、、)

ショパンからは、実に多くのことを学びにけり。

リサイタルでは、マズルカOp.24と、舟歌Op.60を弾く予定なり。



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ヤマガラ。


さて、3月。

リサイタル近し。

気合い入れます。



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by asahimamegoo | 2016-03-02 13:25 | 作曲家 | Comments(0)
2016年 01月 10日

グラナドス

今年はスペインの作曲家、グラナドスの没後100年。

ピアノに名作が多く、個人的にたいへん好きな作曲家。

スペインの民族音楽的な作品もあるが、詩的で美しい作品も多い。

詩的なワルツ集、というピアノ曲など、シューマンの連作モノのような曲の構成、ショパンのノクターンのような美しい旋律。

もっと演奏される機会が多くても良い作品だと思う。

今日はピアノではなく、スペインらしく(?)ギターの演奏で。。。





Kupinsky Guitar Duo

という二人組の演奏。

ギターも良いね~


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by asahimamegoo | 2016-01-10 20:07 | 作曲家 | Comments(2)
2015年 11月 02日

晩秋はブラームス





ブラームス作曲 ヴァイオリンソナタ第2番 Op.100

ヴァイオリン ダヴィッド・オイストラフ
ピアノ スヴャトスラフ・リヒテル



これから訪れる長い冬だけど、明るく元気に過ごしましょ。



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冬鳥が楽しみっすw



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by asahimamegoo | 2015-11-02 21:45 | 作曲家 | Comments(0)
2015年 10月 17日

ショパンの命日に

本日は10月17日。
ピアノの詩人、フレデリック・ショパンの命日。

もちろん会ったことはあるはずもなくw
でも、ショパンの作品からは実に多くのことを学んだ。

ポーランドのワルシャワでは、今まさにショパン国際ピアノコンクールが行われている。
もしショパンが生きていたら、何を思うだろう???



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小春日和の旭川、アカタテハがお目覚め。
これから成虫越冬する。
長い冬に備えて、栄養補給。


ヨーロッパには、ヨーロッパアカタテハという蝶がいる。
写真で見る限り、日本のアカタテハと見た目での区別はつけにくい。
ショパンももしかしたら、見ていたかもね?




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by asahimamegoo | 2015-10-17 16:16 | 作曲家 | Comments(0)
2015年 08月 27日

ショパンの自然

旭川はすでに、秋の気配。
朝の気温も一桁台をすでに記録。
北海道は、お盆過ぎたら秋なのだ。

外を歩くと、秋の虫の音が心地よい。
自然界の音は実に美しい。
音楽もこうありたいもの。

昔の作曲家たちの多くも時には自然に魅せられ、それを音楽に取り入れた。
そういえば、ショパンはどうだったのだろう???

ショパンの音楽からは、そういうものはそれほど強くは感じない。
でも、目に見えるもの、耳から聞こえてくるものばかりが自然ではない。

ショパンのピアノ作品は、人間の体にとって無理のない自然な動きで弾けるようにできている。
ここでいう自然は、物理。
ショパンはおそらく、物理学の法則を感覚的に知っていた。
それをピアノに取り入れた。
物理は美しい。
だからショパンの音楽は美しいのかも。

それは現代では一般に重力奏法と言われるもの。
人間の意志ではなく、万有引力の法則に身を任せて音を出す。
それがもっとも美しい音色、美しい響き。
それは実に、自然な響き。





ショパン作曲 スケルツォ第2番 Op.31
ピアノ ディーナ・ヨッフェ





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トリカブトの花の蜜を吸いに来た、エゾトラマルハナバチ(たぶん)

ハチの羽音も美しいけれど、刺されないよう注意ね。
トリカブトの花も美しいけれど、猛毒だから気をつけましょ。




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by asahimamegoo | 2015-08-27 14:23 | 作曲家 | Comments(0)