村田ピアノ教室のブログ ~北海道旭川市より~

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2018年 04月 23日

共鳴

ショパンとシューマンは、共に1810年生まれ。
ピアノの大家であるところも共通するけれど、作風はまったく異なる。
同時に、テクニカルな違いも大きい。
シューマンはドイツの伝統的な奏法で、ショパンはのちのロシアピアニズムに通じる近代的ピアノ奏法だったと思うのだが、それはダンパーペダルの効果にも表れているように思う。

シューマンの作品は、ペダルをタイミングよく上手に踏まないと、音が濁りやすい。
逆にショパンは、多少大雑把でもきれいに共鳴することがよくある。
ショパンはぺダルによる倍音の効果を計算に入れて作曲していたと思うのだが、果たしてシューマンはどうだっただろう???
先週のリサイタルでシューマンの「子どもの情景」を弾いたのだが、ぺダリングはほんと、難しかった・・・

これは彼らが使用していた楽器そのものの影響かもしれないし、奏法が原因だったかもしれない。
シューマンは手の故障でピアニストへの道を断念した人だということを考慮に入れると、奏法の影響はおそらくあったと思う。
指を高く上げる、鍵盤を底までしっかり、だと、倍音は乏しくなるし、なお且つ故障しやすい。
日常的に倍音が少ない音を出していると、作曲の段階でダンパーペダルによる効果をどこまで計算に入れられるのだろう???

ちなみにドビュッシーも、ペダルによる倍音の効果がとーっても大事。
スクリャービンやラフマニノフもそうでしょう。
ショパンも含め、彼らの作品を倍音の少ない音で弾かれても、正直物足りなく感じてしまう。


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水辺に咲く、ヤチブキ(エゾノリュウキンカ)


とは言っても、シューマンもやはり倍音豊かな音で奏でた方が魅力的。



シューマン作曲 フモレスケ
ピアノは、グリゴリー・ソコロフ

やはり音色。
何より大事。










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by asahimamegoo | 2018-04-23 22:29 | 作曲家


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