人気ブログランキング | 話題のタグを見る

村田ピアノ教室のブログ ~北海道旭川市より~

asahimame.exblog.jp
ブログトップ
2010年 02月 20日

練習曲について

エチュード。

Etude

日本語に訳すと、練習曲。

練習曲とは、演奏会で人前で弾くのではなく、あくまでテクニックの向上のため、または他の芸術作品を弾くための予備練習としての曲。
ショパンのエチュードや、リストの超絶技巧練習曲、ラフマニノフの練習曲「音の絵」などは、例外。
これらはすべて、練習曲の域を超越している芸術作品として認められているため、演奏会でもしばしば弾かれる。
というか、これらの曲は名曲が揃っており、技巧的にもたいへん難しいため、むしろ弾くことが目標であったり、憧れであったりする。
…こりゃ、練習曲とは名ばかりだ~

んで、練習曲と言えば、何と言ってもツェルニーが有名。
今日か明日が、ツェルニーの誕生日なんだそうです。
ヤマハのカレンダーは2月20日、Wikipediaでは2月21日、となっている。

それはともかく、ピアノ学習者は避けて通れない?と言われているツェルニー。

ツェルニーの練習曲もやはり、それそのものを弾いて人前で披露することが目的ではない。
事実、演奏会で取り上げられることはあまりない。

で、ツェルニーは決して万能ではなくてですね…
古典派を弾くには良いんだろうが、ショパンをはじめとするロマン派の作品の練習曲としては、イマイチ使えないというのが実情。
手が小さい人にとっては特にそう。
ツェルニーの延長線上にはショパンはないと思われる。
もちろんショパン以降の作曲家、リスト、ドビュッシー、ラヴェル、ラフマニノフについても同様のことが言える。

まぁ、練習曲はツェルニーに限らず、何かしら色々な目的があるものだ。
それが何かを認識して、取り組むのが良いと思う。
ただし、それに固執しすぎない方が良いような気がする。
練習曲はあくまで、補助的なものだから。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 旭川情報へ
にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
ランキング参加中、クリックをお願いします♪


人気ブログランキングへ←コチラもはじめてみました♪

by asahimamegoo | 2010-02-20 18:58 | 練習


<< 上をつんつん      鼻の頭に~♪ >>