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カテゴリ:ピアノ奏法( 57 )


2009年 04月 10日

オクターブ・グリッサンド

グリッサンドとは、鍵盤の上をすべらせて弾く奏法のこと。
すべる、と言っても、ワタクシのギャグではありませぬ…

フツーのグリッサンドはコチラ
リストの「メフィストワルツ」より↓

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コレは両手でやれば良いのだが…


次はベートーヴェンのピアノソナタ「ワルトシュタイン」の第3楽章。
有名なオクターブ・グリッサンド↓

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手が小さい私には無理です~
6度ならできるよ~
ダメ?

仕方がないから、両手を使って音階のように弾くしかない…
グリッサンド、という文字は書かれていないけど、多くのピアニストはオクターブ・グリッサンドで弾いている。


次は、コレもたぶんオクターブ・グリッサンドで弾く、ということなんだろうが。
ロシア人作曲家、バラキレフ作曲、東洋風幻想曲「イスラメイ」より
それがコイツ↓

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コレ、左手が休符が書いてあるから、右手だけで弾け、ということなんだろうか?
オクターブ・グリッサンドって、親指の方向へ行くより、小指の方向へ行く方が難しいはず。
コレも両手で弾いちゃって良いんじゃないの~?


そもそも作曲家というのは、自分の手の大きさに合わせて曲を作る。
ベートーヴェンもリストも、おそらくバラキレフも巨大な手だった。
こういう人達の曲を弾く場合、手が小さな人は一工夫する必要がある。

特に日本人は、特に女の人は手が小さな人が多い。
小さいなら、それなりの工夫をすれば、何とかなるものだ。
我々はそういうことを、日々研究して、生徒に教えている。

たまに女の子でも、中学生くらいになると、身長は私より低いのに、手の大きさだけは私を追い抜いてしまう人がいるんだな~

悔しいです!
(ザブングル風)

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by asahimamegoo | 2009-04-10 09:32 | ピアノ奏法
2009年 03月 11日

重力奏法のメリット

前回の記事で、検索ワードランキングで、重力奏法が5位だったと書いた。
前に、小さい子に脱力奏法を教える場合という記事を書いたけど、脱力奏法も重力奏法も似たようなものである。
イコールではないかもしれないけど、力を抜かなきゃ、重さで弾けない、ということだ。
定義は曖昧だけど、重力奏法、という名称がどうやらわかりやすいようだ。
ということで、我々の教え方の最大の特徴である重力奏法のメリットについて書きたい。

日本でどれくらい重力奏法が浸透しているかは、何とも言えない。
また、重力奏法そのものが、日本で言われるようになったのがいつからかはわからない。
日本全国を見渡すと、どうなのかはわからないが、重力奏法はまだ少数派なのだろうか?

私の場合、父が脱力、重力で教え方をしてくれたから、運が良かった。
自分で思いついたらしい。
実際、父の弟子も、私の弟子も、ほとんどが重力奏法を使えるようになる。


重力奏法については何回か書いてきたけど、メリットをいくつか書いてみよう。

まず、腕が疲れにくい。
よく、腕に湿布を貼って練習している、という話を聞くが、重力奏法を使えるようになると、そういうことはまず無くなる。
モーツァルトのソナタでも、湿布を貼って練習していた、という人もいたけど、ウチで習うようになってから、ショパンのエチュードを弾いてもほとんど疲れなくなった。

音がきれいになる。
ただし、これは好みの分かれるところだが…
重力奏法じゃないと出せない音色は、小さい音がキラキラした種類の音色。
こういう音は、小さくても、遠くに届く音色だ。
逆にやわらかい音は、むしろ鍵盤を押しつけた方が出せることも。
もしくは、手の内側の筋肉を弛緩させ、クッションのように作用させるのも良い。
色々な弾き方が出来た方が良い、ということだ。

練習効率が上がる。
たぶん、半分以下の練習量で、倍ぐらいの効果が得られるのではないか?

最後に、難しい曲を弾く労力が半減する。
ショパン、リスト、ラヴェル、ラフマニノフのような高度なテクニックを要求される曲を弾くには、重力奏法がとても重要だと思う。
これは重力、というより、脱力、と言った方が納得していただけるかもしれない。
この人達の曲は、跳躍がよく出てくる。
跳躍は力を抜いた方が断然やりやすいし、ミスも減る。

私は古典派の曲を弾く場合も、重力奏法を使った方が綺麗に聴こえると思う。
重力奏法の方が鮮やかで良いと思うけどね。
言葉では重力奏法、って、なにやら重々しい感じだけど、軽いタッチで弾く時も、腕の重さの乗せ具合を調整して音を出している。

まぁ、いつも書いていることだけど、何が正しいかはわからないのだ。
重力奏法は、色々ある弾き方の、一つの手段に過ぎないのだから。

でも、アルゲリッチとかアシュケナージとか、また、先日N響アワーでラフマニノフを弾いていたユジャ・ワンなど、圧倒的なテクニックを持つピアニストは、みんな重力奏法だ。
アシュケナージは最近は指揮する姿ばかり見るけど。
それと、昔からロシアのピアニストは、重力奏法を駆使した弾き方をする人がほとんど。
ロシアから優れたピアニストがたくさん出ている理由は、その伝統があるからだろう。


※後で思ったのだが、アシュケナージの音色は、重力奏法のそれとはちょっと異なるかも・・・?



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by asahimamegoo | 2009-03-11 15:35 | ピアノ奏法
2009年 03月 03日

ツェルニーの限界

ピアノを学習する人で、ツェルニーを好きな人は、どれくらいいるかな?
まあ、少数派であることは間違いないでしょう。


私は嫌いではない。
良い曲もけっこうたくさんあると思うし、弾いているとなかなか面白い。
ただ、ツェルニーに固執するのは、どうかと思う。
特に小さな子供の場合、ツェルニーに固執すると、ピアノが嫌いにならないか、心配だ。


それと、もう一つの問題点。
ここから先が我々がツェルニーの限界と思う点なのだが。
モーツァルトやベートーヴェン、シューベルトを弾くための練習にはツェルニーは良いかもしれない。
でも、ツェルニーの延長線上にショパンやリストがあるとは、とても思えない。


ショパンやリストに限らない。
彼ら以降に現れた作曲家、ドビュッシー、ラヴェル、ラフマニノフ、スクリアビンなどなど…
ツェルニーとは異質のテクニックを使う。
つまり、ツェルニー以前の古典派の作曲家をいくらたくさん弾いても、ショパン以降の作曲家を弾くテクニックは得られないのだ。
よほど手が大きい人は、話は別かもしれないが。


もちろんツェルニーを頭から否定するわけではない。
テクニックをつける上で、重要な要素がたくさん入っていることは間違いない。
でも、ショパンやリストなど、ロマン派以降のピアノ作品を弾くには、ツェルニーとは別のことをしなければならない。


ショパンを弾くには、いきなり取り組むのが良いと思う。
それで結構弾けるようになる。
ただ、脱力奏法、重力奏法というのが必要不可欠だ。
子どもが弾く場合は特にそうだ。
何にしても、ショパンを、特にエチュードを弾くコツをつかむと、テクニックの面で、他の作曲家の曲を弾くための、たいへん良い影響をもたらしてくれることは間違いないだろう。
奏法さえちゃんとしていれば、小学生にだってショパンのエチュードが弾ける。


ただしこれ等は、すべて技巧上での話。
音楽的なこと、細かいこと、表現力のことは、また別の話。
それと、これが正解かどうかは、我々には判断する権利はない。
我々は正解だと信じて、そのようにピアノを教えているだけである。


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by asahimamegoo | 2009-03-03 08:42 | ピアノ奏法
2009年 02月 02日

指を丸くすることって?

昔のピアノの教え方は、指を丸くして、底までしっかり押さえつけて弾く、というのが主流だった。
現在もそうかもしれない。


でも、様々なピアニストを映像で見ていると、指の形は人によって全然違う。
丸くする人もいるけど、ピンと伸びた人も多い。


ピアノを弾きやすい指の形は、人によって異なります。
もちろん丸くした方が弾きやすい、という人もいる。
でも、そうじゃない人もいる。
私の経験上、伸ばし気味のほうが弾きやすい人の方が多いと思う。


指の形は、色々できた方が良い。
丸くした方が弾きやすい箇所もあれば、伸ばした方が弾きやすい箇所もある。
臨機応変なのです。


音色だって伸ばした時と丸くした時で、変化する。
伸ばした方が音がまろやかになったりする。


つまり、ピアノを弾く時の指の形に正解は無いと思う。
本人にとって弾きやすくて、結果的に弾けさえすれば、どんな形で弾いても良いと思う。
もちろん我々の考えも、正解ではないかもしれないけど。


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by asahimamegoo | 2009-02-02 21:56 | ピアノ奏法
2009年 01月 31日

野球とピアノ

先日、徹子の部屋に、ボストンレッドソックスの岡島秀樹投手が出演していた。
そういえば明日がプロ野球のキャンプイン。
野球は大好きです。
日本のプロ野球、アメリカのメジャーリーグ、高校野球、みんな好きです。
WBCも待ち遠しい。
まだシーズン前だけど…我慢できない!書いちゃおう!


打者が絶好球を打ち損じた時、解説者は、力んだ、と言うことが多い。
力むことによって、バットの芯を外したり、スイングの軌道がぶれたり、色々あるんだろうと思う。


ホームランを打った時の打者のコメントも、リラックスして打った、というのが多いような気がする。
やっぱり力まない方が良いんでしょう。
遠くに飛ばすには、遠心力と、バットとボールが衝突する時の角度が大事だと思う。
もちろん、時速150kmのボールを打ち返すわけだから、それに耐える筋力は鍛えなきゃならない。
でも、結局は力を抜くことだと思う。
ゴルフのドライバーだって、遠くに飛ばすのは同じ原理じゃないのかな?


何を言いたかったかというと、ピアノも同じじゃないか、ということ。
やっぱり力を抜いた、リラックスした弾き方が良いと思う。
それと、地球には重力がある。
それは大いに利用した方が良い。
例えば強い音を出す時、力任せに鍵盤を押しつけたり叩きつけたりするよりも、リラックスして重力と腕の重さを利用した方が、きれいなフォルテが出る。


こういう弾き方は、ショパンのエチュードなど、難曲でとても有効だ。
古典派だったら多少強引でもそれなりに弾けることがあるけど、ショパンのエチュードではそれは難しいと思う。
そもそも、モーツァルトやツェルニーと、ショパンのエチュードでは、異なるテクニックを使うと思う。


ただ、モーツァルトを弾いて、人を感動させるのはとても難しい。
そのことはよくわかっている。
逆にショパンやリストは、弾けさえすればある程度は受けるんだろうけど。
まぁ、今まで書いてきたことは、難しい曲を弾くための合理的なテクニックのことなので、そこの所はお許しを。


久しぶりにピアノの話に戻ることができました。
というか、強引に戻しました。
めでたしめでたし…


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by asahimamegoo | 2009-01-31 13:21 | ピアノ奏法
2009年 01月 29日

ピアノ奏法について

私たちの弾き方は、脱力奏法とか重力奏法とかいわれる奏法。
力を抜いて、腕の重さを鍵盤に伝えて音を出す。
この弾き方だと、音がきれいになるし、最小限の疲労で弾くことができる。


私は中学生の頃、幻想即興曲を弾いて、腕のスタミナが持たなくてたいへんだった。
今思えば、力ずくで強引な弾き方だ。
なぜ、そういう弾き方になってしまったか?
ピアノの師匠は父なんだけど、当時の私は反抗期で、言われてたとおりの弾き方をしなかったから、そういうことになっちゃった。
ちゃんと言われたとおりに練習しておけば、そういうことにはならなかったのに!


うん、やっぱり素直が一番。
これを読んでいる生徒の皆さん、先生の言うことを聞きなさいね~


今現在は、ピアノの練習をしていても、そう簡単に疲れることはない。
疲れるのは腕じゃなくて、脳みそかな?


それと、力を抜いて重さだけで弾いた時に出る音色。
キラキラと光り輝くような、美しい音色が出せる。
生徒にもそれを伝えられるように、日々仕事に励んでいる。


私はこの奏法は、とても合理的だと思っている。
疲れないし、難しい曲を弾く労力が半減するし、音色もきれいになるし。
手が小さい人も、指が動きにくい人も、希望を持ちましょう。
その奏法を駆使すれば、けっこう弾けるようになりますから。


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by asahimamegoo | 2009-01-29 09:51 | ピアノ奏法
2009年 01月 28日

きれいな音

家でピアノを練習していると、家族が聴いている
だったら、できるだけ家族が気分が良くなるように練習してあげなきゃ
そのためには、一つにはきれいな音を出すのが大事だと思う


生徒さん達には、聴いている家族を幸せにするために、
「きれいな音をだしなさいね~」
と言っている
もちろん、具体的に教えています
やわらかい音、鮮やかな音、キラキラした音、すべて具体的に


自分でピアノを練習する時も、きれいな音を出すように常に心掛けている
ピアノって弾き方によって、音色が色々と変化して、ホントにおもしろい


でも、リストのような大曲を練習していると、知らない間に音が乱暴になったりしている…かも???
自分も気をつけなければ
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by asahimamegoo | 2009-01-28 08:28 | ピアノ奏法