ピアノ教室の風景

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カテゴリ:ピアノ奏法( 57 )


2016年 02月 05日

未練を断ち切って弾く。。。

連続したオクターブは、未練を断ち切ると弾きやすくなる。。。

ショパンの英雄ポロネーズ、、、
リストのラ・カンパネラ、、、ハンガリー狂詩曲第6番、、、
シューベルトの魔王の伴奏、、、

ピアノの鍵盤の幅は決まっている。
ヴァイオリンのように、子供用のサイズがあるわけではない。
大人も子供も、同じピアノを弾く。
同じ1オクターブでも、手が小さい人はその分より大きく手を広げなければならない。

手を広げると、力が入る。
それが連続すると、手がだるくなったり、痛くなったり。
オクターブから次のオクターブへと移動する時、オクターブの幅をキープしたままだと、疲労が蓄積するばかりなりけり。。。

だから、音を出す時以外は、手を弛緩させる。
弾く→緩める→弾く→緩める・・・の連続。
もちろん音を出す時も手を緩めれたら楽だけど、手が小さければそれは無理。。。
だから移動の時だけでも弛緩させることで力みがなくなり、より楽に弾けるようになる。

未練とは、オクターブへの未練。
オクターブが連続する箇所は、どうしてもオクターブの手の幅を保ちたくなっちゃうんだよね~

気持ちはよくわかるけど、特に手が小さな人はそれを心がけてみると、より楽に弾けるようになる可能性大。
ラ・カンパネラだって英雄ポロネーズだって、工夫すれば弾けますよ~


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by asahimamegoo | 2016-02-05 13:59 | ピアノ奏法
2016年 01月 27日

力むのは本能

力を抜くって、ほんと、難しい。
逆に力むのは簡単。
ピアノを弾いても、走っても、ボールを投げても、役満をテンパっても、、、
放っておくと、だいたい力む。

ピアノの場合、鍵盤を抑えるのは、指先の役割。
そりゃぁ、鍵盤に触れている体の部位は指だから、、、
指で音を出すのは、自然なことのように思える。
そうすると、指が主導権を持って弾こうとする。
ところがそれだと、かなりの確率で力んでしまう。

力んでも弾けるのなら、それはそれで良い。
ただ多くの場合、指が動きにくくなるし、もつれるし、時には痛めるし、、、
そして、音色が魅力のないものになってしまう。

だから脱力して、重力を利用してピアノを弾こう、という発想になる。

脱力のためには、主導権は指ではなくて腕。
腕の動きに指が自然についてくるような感覚。
そして、それによって得られる美しく豊かな響き・・・

で、力んでいる時って、手の甲の側の関節がガチガチに力んでいることが多い。
指を動かそう、分離しようとすると、そうなってしまう。
そういう時の主導権は、完全に指にある。。。


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逃げるヤマゲラ。。。


動物の動きって、実に自然。
それはきっと、無心だから。

逆に人間は、高度な知性が力みをもたらしているのかも。




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by asahimamegoo | 2016-01-27 21:34 | ピアノ奏法
2016年 01月 23日

体勢

ハノンはおそらく、ピアノの様々な音のパターンを体に覚えこませるための練習曲なんだと思う。
中にはもちろん利用価値が高いものもあるが、そうでもないものもある。。。
ショパンやスクリャービンなどは、ハノンとかツェルニー等とは異なるアプローチが必要となる。

それはともかく、ピアノの音のパターンは、FUJIWARA原西(1兆個のギャグの持ち主)も青ざめるほどの数があるわけだが、、、
それらをすべて体で覚えこませるのは無理がある。
だから、それらすべてを体に叩き込むのではなく、あらゆるパターンに対応できる「体勢」になっていることの方がむしろ重要。

その「体勢」とは、全身リラックス。
原西みたく、背骨まで引っこ抜いてはいけないがw
でも、頭の先からつま先(もちろん指先も)まで、とことんリラックスした状態にしておけば、色んなパターンに対応できるもの。
力んでもできるかもしれないが、、、労力は13倍くらい要するでしょう。。。(誰かツッコんで)




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ナナコ、枝に飛びかかる。。。
リラックスしているからこそできること(違)




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by asahimamegoo | 2016-01-23 15:35 | ピアノ奏法
2016年 01月 22日

弾いてる時も、待ってる時も、

ピアノって、音を出す時のみならず、休符で待っている時も力みやすい。
レッスン中、時々生徒の心の声が聞こえてくる。。。

「ふんっっっ!!!」

・・・めっちゃ力んでいるのねw

特に、手の甲と指の関節がガチガチになる。
でも気持ちはよくわかる。
次の音を探さなきゃ、という焦りがそうさせる。

そういう時こそリラックス。
力さえ抜ければ、しめたもの。
実際、力を抜くコツを掴むと、そこから急に伸びることが多い。


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オオアカゲラのメス。

豪快に木を突くコイツだが、きっと脱力突法でしょう(違)



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by asahimamegoo | 2016-01-22 16:18 | ピアノ奏法
2015年 12月 27日

奏法の進化とピアノ作品

ピアノ曲の進化は、楽器の進化と共にある。

モーツァルトの頃は、少ない鍵盤と乏しいダイナミックレンジ。
それがベートーヴェンの時代に鍵盤の数が増えていき、ピアノという楽器そのものの機能も劇的に向上していく。
そして、ショパン、リスト、シューマンらのロマン派のピアノ音楽へと受け継がれていくわけだが。

楽器の進化と同時に、奏法の進化も作品に影響したと考えられる。
楽器の進化に伴って奏法が進化した、とも言えるのかもしれない。
ショパンとリストが重力奏法を生み出した、とよく言われるが、ショパンの作品にそれがより明確な形で出ているように感じる。
実際に弾いてみてのざっくりとしたイメージは、ショパンは曲線的、リストは直線的。。。
わかりにくくてすみませぬ。。。

ショパンの手は、小さく華奢だったと言われている。
逆にリストは巨大な手の持ち主だったらしい。
手の大きさはもちろん、その他の身体的特徴も作品に影響しているに違いない。(おそらく廣戸総一氏の4スタンス理論も)

ある手が小さなピアニストが、ショパンのエチュードは体にやさしい、と言っていたが、その通りだと思う。
ショパンの奏法は楽で自然で、時にエレガント。







ショパンのエチュード Op.10 全曲
ピアノは、ダニール・トリフォノフ
この人の手は巨大だが。。。

ただ、ショパンのエチュード、体にやさしくても、弾くのはすごーくムズカシイのだが。。。



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先日見た、ギンザンマシコ。
街中にやってきた時は、写すのは実はムズかしくないかも。。。
こちらが静かにしていれば、逃げないんで。



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by asahimamegoo | 2015-12-27 15:25 | ピアノ奏法
2015年 12月 25日

和音は掴むべからず

和音を弾く時に重要なことは、、、

タイトルの通り、掴まないこと。

私はそのように弾いているし、レッスンしている。

和音を弾く時は、リラックスした状態を保って何となく手を広げれば良い。
いちいち形を作らなくても、手の開き具合、距離感で何とかなってしまうもの。

そもそも、掴むように弾くと、しばしば力む。
力むとコントロールがままならなくなる。


掴むように弾く≒指を丸く。

私は、指を丸く、とか、フォームを固めることには否定的。
丸くして弾きやすい人はそうすれば良いし、それが弾きにくければ丸くしない方が良い。
弾きやすい手指の形は、個人差が大きい。

ピアノに限らず、フォームっていろいろでしょ?
ほかの楽器も、スポーツも。


掴むように弾く≒握力を使う。

上智大学理工学部の古屋晋一准教授の、こんな研究も。
詳しくはリンク先を見ていただくとして、私もピアノを弾くのに握力はほとんど必要ないと思う。

ワタクシ2週間ほど前、忘年会の帰りに滑って転んで左肘を故障し、しばらくの間、物を握るとビリビリ痛みが走っていたのだが、ピアノは普通に練習できた。
これは、握力を使わなくてもピアノが弾けるということの証明か!?

・・・ある意味、怪我の功名???

・・・その前に、転ばないよう気をつけろってねwww



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ナナコが走る。。。

動物って、自然で無理のない動きをする。
人間の場合、変に知性が働いてしまうと、力んで不自然な動きになってしまうのかもしれない。
ある意味、動物から学ぶことがたくさんありそうです。

あ、ナナコはもちろん、知性がありますよっ!
賢いんだからっ(爆)




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by asahimamegoo | 2015-12-25 12:55 | ピアノ奏法
2015年 12月 22日

4スタンス理論とピアノ

ピアノを教えるうえでの重要なテーマの一つが、合理的なピアノ奏法。
ネット上でも奏法に関する情報が氾濫しているわけだが、その中から必要なものと不必要なものを区別しなければいけないわけだが。

ワタクシが重視するのは主に3つ。

重力奏法。

アレクサンダー・テクニーク。

そして、4スタンス理論。

・・・

ピアノを弾く時、動かしやすい関節は、、、
手首?
それとも肘?

生徒を観察していると、両方のタイプがいる。

手首を柔軟に動かす人は、肘は動かしにくく、
逆に肘を柔軟に使う人は、手首をあまり動かさない。


これは、スポーツトレーナーの廣戸聡一氏の4スタンス理論を勉強すると、なるほど、と思う。

人間が自然な状態でいる時の重心の位置は4タイプあり、そのタイプに合った動きをすることで最大限の力が出せる、というもの。
詳細を書き始めると長~~~くなってしまうので、大雑把に触れると、

まずは、前後
重心が前(つま先側)にかかると安定する、Aタイプ
重心が後(かかと側)にかかると安定する、Bタイプ

次に、内と外
重心が内側の、1タイプ
重心が外側の、2タイプ

それらを組み合わせて、
A1、A2、B1、B2
の4つに分類され、そのタイプによって体の使い方が異なる。
廣戸氏は、人によってこのような違いがあるので、それぞれのタイプにより、指導法を変えるべきだと仰られる。


これ、ピアノにも当てはまるように思われる。
先に触れた、手首を柔軟に動かせるのは、Aタイプ。
肘を動かせるのが、Bタイプ。

ちなみにワタクシは、A2タイプ。
つま先と外側に重心がかかるタイプ。
ピアノを弾く時は手首は動かせるが、肘を動かすとすごーく弾きにくい。。。

だからAタイプの私がBタイプの生徒に対して、自分のやりやすい基準で手首を柔軟に動かすよう指導してもうまくいかないのである。


これに関してはまだ研究中だが、世界の第一級のピアニストを見ても、A、Bの区別はある程度はつけられる。
(1タイプか2タイプかは、映像だけではまだちょっと、、、)

Aタイプはたとえばこの人。(たぶん、笑)



エフゲニー・キーシン
ショパン作曲 英雄ポロネーズ




ネルソン・フレイレ
ショパン作曲 ピアノ協奏曲第2番 より 第2楽章
奏法に関してはフレイレの動画をかなり研究したのだが、同じAタイプだからそこに自分の理想を描いたのかもしれない。


Bタイプはこの人たち。(たぶん)



グリゴリー・ソコロフ
シューベルト作曲 3つのピアノ曲D946 より 第2番




エミール・ギレリス
ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第28番


ピアノを弾くのに4スタンスのどれが向いているかはおそらく関係ない。
それぞれが自分に合った弾き方をし、安定して高度なテクニックを獲得し、素晴らしい音楽を作り上げた。
表現をするにも、テクニックがあってこそ。

レッスン時も、生徒がA、B、どのタイプかの特徴を見極めて、それに合った弾き方をアドバイスすることが必要となる。
と言ってもこの4スタンス理論は目的ではなく手段に過ぎないゆえ、それにとらわれすぎることなく、ほどほどに。。。

もちろん、弾ける人は特に気にしなくて良い理論。
問題は、弾けない人を弾けるようにするにはどうするか。
この4スタンス理論、そういう面で意外と役に立っている。



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エゾリスくん、キミは何タイプ???




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by asahimamegoo | 2015-12-22 14:35 | ピアノ奏法
2015年 10月 24日

伸びる音と伸びない音

たとえば単音をポーンと弾いた時。
強さが同じでも、早くに消え去ってしまう音と、より長く伸びる音とが存在する。
具体的に言うと、手指の力で鍵盤を押しつけるように弾いたら早くに消え、腕の重さでポトンと落っことすように弾くとよく伸びる。

ピアノは打楽器。
音を出した瞬間からデクレッシェンドがはじまり、あとは消え去るのみ。
我々は打鍵の瞬間の音だけを聴きがちだが、伸びてゆく音にもさまざまな色がある。
たとえば音を伸ばしている間にダンパーペダルを踏むだけでも、響きが変化する。

弱音を遠くに届けるにも、よく伸びる音だからこそ。
人間の邪念(笑)を排除して、重力に身を任せて、ポトン、と弾くことで、ピアニシモであってもホールの最後列まで音が届く。

音を出すのに、力はいらない。
ピアニシモに限らず、フォルティシモも。
力を抜いた方が、充実したフォルテを出せるもの。


伸びる音と伸びない音。
よく伸びる音は伸びない音よりも、波形が美しいに違いない。
実際、響きも美しい。
弾き方によって音色の違いが表れる理由は何だろう?
感覚的にはわかっていても、理論はわからない。
物理学者が研究してくれないかな?笑


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by asahimamegoo | 2015-10-24 14:06 | ピアノ奏法
2015年 10月 09日

力むのは本能?

力を抜くって、ムズカシイのね。。。
これはピアノに限ったことではない。
人生ある意味、力みっぱなし。。。


ホームランボールがキターーー!!!
・・・思わず力んで、ポップフライ。。。

ゴール前で絶妙なパスがキターーー!!!
・・・思わず力んで、大ホームラン。。。


ピアノに話を戻すと、力むのは音を出す時のみならず。
鍵盤から手を放す時も。
音を出さずに待っている時も。
手指に限らず、腕も、肩も、そして足元も。


この、鍵盤から手を放す時、ってのがなかなか厄介で。
腕全体をフワッと浮かせるだけで指は自然に鍵盤から離れるのだが、、、
鍵盤から手を放す瞬間、手指の力で一押ししてしまいがち。
この一瞬の小さな力みが大きな力みにつながっていくから、ある意味おもしろい。
走り高跳びの踏切る感じではなく、気球が離陸する感覚で放した方が、よりベターなのね。


もちろん力を抜くことは目的ではなく、ピアノをより弾きやすくするための手段に過ぎない。
力まかせで弾くよりも、やはり力を抜いた方が合理的だし体にやさしいし、そして何より美しい響きを得られると、私は確信している。




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ナキウサギ。
1か月以上前の写真。



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by asahimamegoo | 2015-10-09 13:54 | ピアノ奏法
2015年 09月 02日

フォーム

先日、Get Sports という番組で、古田敦也氏と稲葉篤紀氏が、打撃理論、打撃指導について熱く議論をしていたが。。。

詳細には触れないが、まさに人生いろいろ、打撃理論もいろいろ。
打者の身体的特徴によって、打撃フォームもいろいろ、指導法もいろいろなのね。


ピアノもそうで、手の形、指の形もいろいろ。
古今東西見渡してみると、ピアニストの手指のフォームなんてみんなバラバラ。

つまり、フォームはあとからついてくるということ。
伸ばした方が弾きやすければその方が良いし、その逆でももちろん構わない。
指の形を変えることで音色が変化することもあるわけだし、臨機応変なのです。


例えばホロヴィッツはこんな感じ。


スクリャービン作曲 エチュード Op.2-1


アルゲリッチはこう。



リスト作曲 ハンガリー狂詩曲第6番


まぁこの二人は超がつくほどの天才ゆえ、常人離れしている部分もあるとは思うけどね。



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ミドリヒョウモンのメス。



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by asahimamegoo | 2015-09-02 14:00 | ピアノ奏法