ピアノ教室の風景

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カテゴリ:ピアニスト( 36 )


2017年 07月 27日

まずはモノマネ

世界の超一流と言われるピアニストからは、学べることがたくさんある。
特に奏法に関して、色んなピアニストの動画を見て、その動きを研究した(もちろん現在進行形)

たとえば、マルタ・アルゲリッチ。





チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番

もちろんアルゲリッチは、超天才。
難曲も軽々と、しかも美しく弾いてしまう。
でもそれには根拠がある。
これだけのピアノを弾くには、練習量と才能だけではどうにもならない。

どこに力を入れているか?
どこを脱力しているか?
手のポジションは?
身のこなし方は?
・・・等々

超天才だから参考にならない、というのは違うと思う。
モノマネ大いに結構。
モノマネでわかることだって、たくさんある。


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キキョウが咲いている。


もちろん、すべてのピアニストを参考にしているわけではない。
人生いろいろ、奏法もいろいろ。



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by asahimamegoo | 2017-07-27 11:40 | ピアニスト
2017年 05月 23日

今年も、、、

今年も、フジ子・ヘミングが旭川にやってくる。

私は、、、仕事で行けないが。。。


昨年の旭川公演で、彼女のピアノをはじめて実演を聴いたのだが、とにかく響きが美しかった。

シューベルトも、ショパンも、ドビュッシーも、リストも、みんな美しかった。

美しさの秘密は、倍音。(ここでは、打鍵のあとに伸びてゆく音)

倍音が少ないと、打鍵の瞬間の立ち上がりの音、基音だけが目立ち、音の減衰も早く、美しく聴こえない。

倍音が豊かだから、ペダルで音が広がり、美しい響きのレガートの音楽が奏でられる。

もちろん、年齢は既に80歳を超えているから、技巧的な衰えは隠せない。

昨年の公演でもいろいろ事故はあったけど、、、そんなものを超越した魅力があった。





それにしても、どこでこのピアニズムを習得したのだろう?

独学???


ちなみに、旭川公演、5月23日午後10時8分の時点で、まだすこしチケットが残っているようです。




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by asahimamegoo | 2017-05-23 22:09 | ピアニスト
2017年 05月 01日

芸術は緻密なもの






バッハ作曲 フランス風序曲より

ピアノ グリゴリー・ソコロフ


芸術性が高いものは、緻密な計算の元に成り立っている。

一見大げさでわざとらしく見える動きにも、おそらく深い意味がある。


現在、もっとも聴いてみたいピアニストの一人。

来日することは、あり得ない、という話を聞いたことがあるけど(^_^;)

日本の聴衆にとっては、生ける伝説のような存在?


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エルタテハのLは、LegendのL・・・か?


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by asahimamegoo | 2017-05-01 13:28 | ピアニスト
2016年 12月 15日




ムソルグスキー作曲 展覧会の絵
ピアノ ミハイル・プレトニョフ


色んな種類の音色が聴こえてくる。
音に色がついている。


旭川の冬は、モノトーン。


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カラフルな冬鳥が現れないかな~?



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by asahimamegoo | 2016-12-15 10:51 | ピアニスト
2016年 08月 28日

大切なのは響き





リスト作曲 コンソレーション(慰め)第3番
ピアノはウラディミール・ホロヴィッツ


この曲、ただ弾くだけなら、技巧的難易度は大したことはない。
逆に、こういう易しい曲で観客を魅了するのは難しい。
美しい響きがあってこそ。


ピアノは音を出した瞬間から減衰がはじまる。
ゆえに出た瞬間の音のみで音楽を考えてしまいがちだが、その減衰しながらも伸びてゆく音を美しく豊かに響かせることが、すごく大事。
つまり、倍音が大事、ということ。


倍音は英語で、harmonic overtone という。
何となくニュアンスがわかる気がしませんか?


ホールに広がるホロヴィッツの美しい倍音の世界。
その場に居合わせた人たちが羨ましい。。。




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by asahimamegoo | 2016-08-28 14:17 | ピアニスト
2016年 08月 26日

クララ・ハスキル

昔からよく聴いていたピアニスト。

彼女の演奏からは、やさしさとか、温かさのようなものを感じる。

私が生まれるはるか以前に活躍したピアニストだけど、きっとそういう人柄だったに違いない。

ピアノの音色も、何だかやさしい。







ベートーヴェン作曲 ピアノ協奏曲第4番

カルロ・ゼッキ指揮、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団

1947年の録音




プロもアマも、大人も子供も、演奏から人柄が感じ取れる。

レッスンしていても、発表会を見ていても、生徒の性格って出るもんね(笑)



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by asahimamegoo | 2016-08-26 11:11 | ピアニスト
2016年 02月 29日

フジコ・ヘミング旭川公演を聴いて

色んな評価が飛び交うピアニスト、フジコ・ヘミング。
彼女のピアノは前々から気になってはいたのだが、、、
昨日、遂にライブで聴いた。
会場は、旭川市民文化会館 大ホール


プログラムは、、、

シューベルト 即興曲 Op.90-3
ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー 版画 より「雨の庭」
ドビュッシー ベルがマスク組曲 より「月の光」
モーツァルト ピアノソナタ KV.331(トルコ行進曲つき)

休憩をはさんで、、、

ショパン ノクターン Op.9-2
ショパン エチュード Op.10-12 「革命」
ブラームス ハンガリー舞曲 第5番
リスト パガニーニによる大練習曲 第6番 主題と変奏
シューマン=リスト編曲 リーダークライス より「春の宵」
リスト 「ラ・カンパネラ」

アンコールは

シューマン 子供の情景 より「トロイメライ」
ベートーヴェン ピアノソナタ 「テンペスト」 より 第3楽章


チケットは完売。
空席はほとんどなし。
私は前方、やや右寄りの席で聴いていた。


結論を先に書くと、聴きに行って本当によかった。
大きなミスをしたり、弾き直したり、小節を多く弾いたり、いろいろ事故はあったけど、そんなものを超越して人を惹きつけるものが確かにあった。

何と言ってもご本人いわく「私の音は世界一」という美しい音色。
世界一かどうかは別として、CDや映像でも美しさは感じていたが、実演でもそれがよくわかった。
大ホールの中に漂っていた、美しく心地よい響き。
後方の座席の方々には、どう聴こえていただろう?

ピアノをフジコさんのように美しく響かせるには、具体的なやり方がある。
ここでは詳しくは触れない、、、けど、、、たとえば当ブログの中の、、、この記事、、、のようなことです。。。
ひとつ言うと、手指を鍛えるような力任せの弾き方では、そういう音は出せない。
フジコ・ヘミングは昨日現在、御年83歳とのこと。
その年齢で弾き続けるには、力任せじゃ難しい。
体にやさしい、無理のない奏法で弾いているからに他ならない。

もちろん専門家的な見方をすると、いろいろあったことは否定しない。
ミスタッチもあまりにも多かった。
でも、人の心に響く演奏は、そんなことは関係ないのだろう。
昨日はスタンディングオベーションをしている人がたくさん。
まさに大盛況。
そういう意味でも、音楽というものを改めて考えされられた演奏会でした。

83歳といえども、まだまだ現役を続けていただきたいものです。
あの美しい音色を求め続ける聴衆は、日本全国にたくさんいるに違いない。




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by asahimamegoo | 2016-02-29 14:06 | ピアニスト
2015年 09月 07日

オールラウンドプレーヤーよりも、、、

20世紀最大のピアニストは誰?

というのは、単なる遊びに過ぎないけど、ホロヴィッツ、って言う人が多いんじゃないかな。

ただ、彼のレパートリーを考えると、意外と広くない。

モーツァルトやベートーヴェンのソナタはほんの一部。
録音が多めのショパンやシューマンも、全曲網羅しているわけではないし。
たくさん弾いていそうなリストも、録音は意外と少ない。
印象派は・・・印象が薄い。。。
他の作曲家も同様。

録音の曲数、レパートリーの広さなら、ホロヴィッツ以上のピアニストはたくさんいる。
誰、とは敢えて言わない。
でもやはり、ホロヴィッツの存在感はそういうピアニストたちと比べても際立っているように思える。

もちろん録音が残っていないだけで、ベートーヴェンのソナタも、ショパンのエチュードも、全曲さらえたのかもしれない。
ただ、それらの全曲演奏会をするとか、全集を録音するとか、そういうタイプのピアニストではなかった。
音楽の個性も、あまりにも強烈。
室内楽、伴奏の録音が少ないのはそのせいか?


現代のコンクールなどは、オールラウンドプレーヤーを求めているのだろうか?
仮にホロヴィッツのような強烈な個性がコンクールに出てくると、どのような評価を下されるのだろう?
かつての、イーヴォ・ポゴレリチのように予選で落とされ、一部の審査員(アルゲリッチ?)が激怒してその座から退く・・・なんてことになるのかも。。。


ホロヴィッツ、派手で華やかなヴィルトゥオーゾ型の演奏はもちろん凄いのだが、、、

こんな演奏も。






シューベルト作曲、楽興の時 第3番

ホロヴィッツ、この時御年、83歳。



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カツラの葉は徐々に色づく。

秋だねぇ。




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by asahimamegoo | 2015-09-07 13:43 | ピアニスト
2015年 06月 25日

美しい響きを求めて

ピアノは耳で弾くもの。

・・・と、生徒によく言うし、自分にも言い聞かせていること。

実際、本当に耳で鍵盤を弾こうとする、というボケをかました生徒も数名おりますが。。。
そういう時はワタクシはツッコミではなく、ノリツッコミを行う(爆)


そうではなくて、自分の演奏を自分の耳でよく聴きましょう、ということ。

特に、美しく響かせるには、どう弾いたら良いか。
具体的な方法、練習法は、もちろん教える。
見本もメッチャ見せるし、聴かせる。
でも、最終的には自分の耳が頼り。
どういう響きを出したいか、そして、どのような演奏をしたいか。
響きに対する好みだって、人それぞれ違うのだから。


ワタクシは当ブログでもしばしば触れているが、ロシアの響きに魅せられているのでありまして。
技巧的なことを言うと、ロシアのピアニストの多くは伝統的に、いわゆる重力奏法のような弾き方を実践しているから。
超絶技巧と美しい響きを併せ持った、ヴィルトゥオーゾ型のピアニストを多数輩出した。

そして、この人↓もそう。






クライスラー作曲 ラフマニノフ編曲 愛の悲しみ

ピアノは、マリヤ・グリンベルク


旧ソ連が崩壊してから知られるようになったピアニストの一人だろう。
こういうピアニストが、ロシア以外の環境で育ったら、どうなっていただろう??
なんてことを想像してもおもしろい。
響きがまったく違うものになっていたかもしれない・・・
響き、テクニックに関しては、誰に習ったか、どういう習い方をしたか、という影響は、意外と大きいのだ。


ちなみにグリンベルクは、ベートーヴェンのピアノソナタを全曲録音しているのだが。

You tube では、32曲すべてに鳥の写真が貼られている。





第1番は、オシドリ。。。




第15番、パストラール(田園)ソナタは、キレンジャク。。。




第26番、告別ソナタは、カワセミ。。。


演奏そっちのけで、野鳥の写真に魅入ってしまう?笑




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by asahimamegoo | 2015-06-25 12:20 | ピアニスト
2015年 06月 19日

名教師





スクリャービン作曲 アルバムの綴り Op.45-1

ピアノ ゲンリヒ・ネイガウス

時々見せるカメラ目線がじゃっかん気になるがw


ゲンリヒ・ネイガウスと言えば、ピアニストとしてより、名ピアノ教師として名を馳せた人物。
何せ、スヴャトスラフ・リヒテル、エミール・ギレリス、という二人の大ピアニストが門下生だったのだから。


リヒテルとギレリスは同門とはいえ、音楽家としてのタイプは異なる。
そしてもちろん、師匠のゲンリヒとも異なるわけで。
音楽は本人のもの。
教えられるものではない。


もちろん二人とも、習いはじめの段階からゲンリヒに習っていたわけではないと思う。
ゲンリヒに習ったのは、モスクワ音楽院在学中。
だから、その前の段階で習っていた先生も、名教師だったに違いない。


ちなみに、ゲンリヒ・ネイガウスの息子さんは、スタニスラフ・ネイガウス。
あのスタニスラフ・ブーニンのお父さんでもある。






スクリャービン エチュード Op.42-5
スクリャービン 左手のためのノクターン Op.9
ドビュッシー 前奏曲集第1巻 より ミンストレル
ドビュッシー 前奏曲集第2巻 より 花火


にしても、父子とも、何という美しく多彩な響き。
さすがはロシア・・・



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by asahimamegoo | 2015-06-19 18:09 | ピアニスト