2009年 02月 24日

マゼッパの指使い

リストの超絶技巧練習曲の第4曲「マゼッパ」
別にこの曲、特別に好き、というわけではない。
でも、決して嫌いではない。
ちなみに、若い頃(今も若いが…笑)は嫌いだったけど、今はそんなことはない。
リストの良さも、かなりわかってきた…つもり。

私は同じリストの練習曲なら、「カンパネラ」が入っているパガニーニの主題による練習曲とか、「ため息」、「軽やかさ」などが入っている3つの演奏会用練習曲集の方が好きだけどね。
でも、超絶技巧練習曲にも良い曲はある。
それと、生徒が弾きたい、と言ってきたら、どんな曲にでも対応して教えるのが我々のスタイルだ。


それはともかく、「マゼッパ」に戻ろう。
この曲には、作曲家リストが指示した指使いが書かれている。
それがコイツ↓

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3段譜の真ん中の指使い。
3度の半音階を同じ指で弾くように、という指示。
決して弾けない指使いじゃないけど、猛スピードで弾くには、左手なら42→31、右手なら31→42、とした方が弾きやすいことは確かだ。
ただ、この指使いの意図は、わからないでもない。
この方が、音色がそろいやすいと思うし、楽譜の指示のクレッシェンドもやりやすいと思う。

そこで、YouTubeで色々な人の指使いを確かめてみた。
その結果…速すぎてよく見えない(爆笑)
ただ、ほとんどのピアニストは、1の指(親指)を使っているように見えるのだ。
おそらくそれは間違いない。
つまり、作曲家リストの指示を無視している。
演奏会で弾く場合は、弾けさえすれば私もそれで良いと思う。
私の場合はとりあえず、書いてある指使いで弾くし、生徒にもそう教えるし、実際そう教えた。
ただ、本番では違う指使いになっていた人が多かったカモ(汗)
私の場合も途中で変わるかもしれない(大汗)


それと、同じ超絶技巧練習曲の第9曲「回想」
この曲のはじまりの部分はコチラ↓

a0114742_14511134.jpg


この曲は、出だしの部分は左手のみで弾くように書かれている。
これもたぶんリストの指示だろう。
ところが、これも両手を使って弾いている人が多い模様。
つまり、弾けさえすれば何をしても良い、ということなのだろう。
ただ、弾いている彼らが弟子に教える場合は、楽譜に書いてある通りに弾くように、と教えるだろう。


この弾き方をリスト自身が実際に目の当たりにしたら、どう思うかな?
ちょっと興味があるね。

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↑マゼッパは難しいよ~(汗)
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by asahimamegoo | 2009-02-24 19:52 |


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