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村田ピアノ教室のブログ ~北海道旭川市より~

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2018年 06月 27日

手首を柔軟に、、、だが。。。

ピアノを弾く時の手首の使い方について。

手首を固めて。
手首を柔軟に。

両方の弾き方、指導法が存在する。
私はもちろん、後者の考え方。

だが。。。
手首の関節を動かすのが苦手な人が存在することも事実。





ミハイル・プレトニョフが弾く、ショパンの24の前奏曲。

世界的なピアニストだが、手首が柔軟か、と言われると、そうでもないと思う。
それよりむしろ、肘の関節を動作軸として使っているように見える。

ここで、かつて当ブログでも話題にしたことがある、廣戸聡一氏の4スタンス理論で考えてみる。
詳細は省くが、肘の関節が動作軸の人は、手首は柔軟に動かしにくい。
プレトニョフって、そういうタイプの人なのではないだろうか・・・???

ちなみに私自身は、肘が動作軸にはなり得ない。
逆に方と手首が柔軟に動かしやすい。
正直、プレトニョフのような体の使い方には違和感を感じる。
でも、肘が動作軸の生徒に教える時は、自分とは違うことを認識して教えるようにしている。
そういう人に手首を柔軟に動かして、と言っても、できないことが多いし、それをする必要もないと思う。
もちろん手首を固めなさいとも言わない。

肘の関節が動きやすいか、手首の関節が動きやすいか。
どちらがよりピアノを弾くのに向いているか、ということはない。
その人のタイプを認識して、どのように体を使えば弾きやすいか、ってこと。
そうすることで、より弾きやすくなるかもね。


手首を柔軟に、、、だが。。。_a0114742_09205218.jpg
ヤマグワの実。
赤いうちは、まだ熟していない。
黒くなると、食べごろ。

ちなみに、生徒のタイプを見定めるには、うちわを扇がせてみるとわかりやすい。
手首を軸に動かすか、肘を軸に動かすか。
タイプは見事に分かれる。
おもしろいものです。










by asahimamegoo | 2018-06-27 10:52 | 指導法


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