ピアノ教室の風景

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2017年 03月 11日

押しつけないで~

ピアノの鍵盤を押しつけないように、と生徒によく言う。
手の甲の側の筋肉、伸筋を使って弾くと、鍵盤を押しつけることになりがち。
押しつけて出た音は、減衰が早く、倍音が乏しく、音色も平々凡々。。。
また、倍音が少ないので、ダンパーペダルを踏んだ時の響きの広がりが乏しく、色彩感がなくなってしまう。

本能にまかせてピアノを弾くと、ほとんどの場合、伸筋を使ってしまうようだ。
では何故そうなるのか。。。

私の現段階での見解は、鍵盤に触れているのが指だから。
人間は、触れている部分が動作の主導権を握ってしまうことが多い。
指が主導権を握り、指を強引に動かそうとする。
指を動かすために伸筋を働かせる。
結果、鍵盤を押しつけて弾くことになる。

こういう弾き方を「指弾き」と言う人がいるけれど、なるほど、と思う。
野球のピッチャーの「手投げ」ってのも、似たようなもの?

指弾きで弾けるようになるのは、先天的に手指が強く運動能力が高い人だけ。
でも「そんな人」は、ほんの一握り。
そうじゃない人の方が圧倒的に多い。
かくいう私も、そうじゃない人。
指弾きだったら今の仕事ができていないでしょう。





ラフマニノフ作曲 前奏曲集 より Op.32-12
ピアノ ウラディミール・ホロヴィッツ

この人はさすがに「そんな人」かもしれないが、奏法は「指弾き」とは正反対。
じゃなきゃこんな美しい響きは出せない。
ちなみにこの時、82歳。。。


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それにしても80過ぎてラフマニノフって、ウソみたい。。。


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by asahimamegoo | 2017-03-11 17:20 | ピアノ奏法


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