村田ピアノ教室のブログ ~北海道旭川市より~

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2016年 12月 13日

響き

ピアノは、指の圧力でぐっと押し込んで弾くと、打鍵の瞬間に大きな音が出ても、減衰が早い。
理由はおそらく、倍音が少ないから。

倍音とは、、、
たとえばドの音を鳴らすと、同時に、鳴らしているドの音よりも高い音、、、2倍、3倍、4倍、さらにそれ以上の等数倍の周波数の音が同時に鳴っている。
それが倍音。
元の「ド」の音は、基音という。
楽器の音は、基音と倍音が複雑に混ざり合ったもの。

ピアノに含まれる倍音に関して、例をひとつあげてみると、、、
音を出したあとにダンパーペダルを踏むと、それまでまっすぐ伸びていた音がフワッと広がる。
それは、倍音の波長の空気の振動が他の弦と共鳴したことによって起こる現象。
ただし最初に触れたような指の圧で音を出すような弾き方だと倍音が乏しいゆえ、ペダルを踏んでも広がりに欠く。

倍音については最初から重視していたわけではなく、奏法を色々と試したり、勉強しているうちにその必要性を認識するようになった。
それまでは漠然と、力を入れない方がきれいに響くな~、と思っていた程度。
倍音を意識するようになってから、ピアノを聴く耳にも変化があった。


ところで、鍵盤を力で押しつけると倍音が少なく、逆に力を抜いた方が倍音が豊かになる科学的根拠は何だろう?
一つ言えるのは、後者の方が自然界の法則により従順だということ。
この場合の自然界の法則は、万有引力の法則。

自然界の音は美しい。
鳥のさえずり、波の音、小川のせせらぎ、キツツキのドラミング、秋の虫の音、、、
これらの音にも倍音が豊富に含まれる。
奏法も自然な方がピアノはより美しく響く、、、ということなのかもしれない。


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万有引力に逆らうエゾリス。。。



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by asahimamegoo | 2016-12-13 15:05 | ピアノ奏法 | Comments(0)


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