2014年 05月 15日

2の指は実は曲者

シアトル・マリナーズの岩隈久志投手、昨日の登板は実に惜しかった。
8回無失点のナイスピッチングで後続の投手に託したものの、クローザーが打たれ、勝利投手の権利を逃した。
ただ、こういうピッチングを続けていれば、今年も素晴らしい成績を残すこと間違いなしでしょう。

ところでこの岩隈投手、右投げなのに、元来は左利き。
子どもの頃に買ってもらったグローブがたまたま右利き用だったため、そのまま右で投げるようになったそうな。

利き手でない方の腕で投げるから、腕力や器用さに頼らない、しなやかな無理のない腕の使い方をする・・・
みたいなことを、一昨年に当ブログで書いている。
記事はコチラ

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で、タイトルの、2の指は曲者だという話。

2の指とはピアノの世界では、人差し指のこと。
人差し指は5本の指の中で、もっとも器用な指。
そして利き手同様、その器用さが、ピアノを弾く上で時に災いする。

世間でいう所の、いわゆる重力奏法。
要するに手指の力を抜いて、腕の重さを利用してピアノを弾きましょう、というもの。
その場合、すべての指の役割がすべて「無」の状態にリセットされた方が良いと私は考える。

たとえば、4の指(薬指)は誰がどう考えても、いちばん弱く不器用な指。
この指を2の指と同じ運動をさせようったって、無理な話なのである。
動くようにするために鍛えようと言っても、限界があるのは明らか。
先天的に指が強靭な人は別かもしれないけれど。

だから、指の役割はすべてリセット。
すべての指、もっと言うと手首から指先にかけて、とにかく力を抜く。
脱力を徹底する。

ただ、どうしても脱力しにくい指があり、それが2の指である場合が多い。
2の指で音を出そうとする時、2の指が器用ならではの自己主張をはじめて、力任せで鍵盤を押しつけようとする。
いったん力を入れて弾いてしまうと、その後もその流れのまま力任せの弾き方になってしまいがち。
そして、それまで美しかった響きも、平凡なものに変わってしまう。
他の指でもそういうことが起こる可能性はあるけれど、経験上、2の指と比べると確率はぐっと下がる。

ただし、指の役割をリセットと言ってもそれはある程度限定的な話で、利用しなきゃならない場合もあるのは言うまでもない。

まぁ、理屈云々関係なく、音楽が美しく、人に感動を与えられればそれで良いわけなんだけど。
奏法とは目的ではなく、手段にすぎない。
ただやはり、重力奏法がもっとも合理的で、なおかつ美しい音楽を奏でるための最良の手段であると私は確信しているわけだが。


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サンカヨウ(白い花)と、シラネアオイ。
両方とも写そうと思ったら、中途半端な写真しか写せなかった(汗)
二兎を追う者は一兎を得ず。。。

でも、重力奏法の場合は、二兎を得られてしまうのである。
この場合の二兎は先に触れたとおり、難曲を弾きこなすための合理的な奏法と、美しい響き。

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ところでヤンキースの田中将大投手。
見事なメジャー初完封勝利でした。
しかも、初ヒットのおまけつき。
これで負けなしの6連勝。
今季何勝するんだろ?

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今回の記事、ピアノ奏法のネタにもかかわらず、野球にはじまり、野球で終わる。。。


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by asahimamegoo | 2014-05-15 14:18 | ピアノ奏法


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